Claude認定アーキテクト - ファンデーション(CCA-F)の本試験と同じ形で作った練習問題です。本番環境を想定した短いシナリオを読み、実装上の判断を1つ選びます。4つの選択肢はどれも実在する Claude の機能を説明しており、その状況に最もよく合うものが正解です。各問題にはドメイン、正解、解説を付けました。解説では、正解が選ばれる理由と、ほかの選択肢が外れる理由を説明しています。出題はエージェントアーキテクチャから5問、Claude Code、プロンプトエンジニアリング、ツール設計からそれぞれ4問、コンテキスト管理から3問です。本試験には択一式と複数選択式の問題があり、選ぶ数は問題文に明記されます。ここでも20問のうち5問が「2つ選択」です。まずは時間を計らずに解き、最後の採点の目安で次に勉強するドメインを決めてください。
まずはここから
試験の全体像は CCA-F 完全ガイドにまとめています。時間を計った本番形式の演習には、preporato.com の CCA-F 模擬試験を使えます。全6回で、問題と解説は日本語に対応しています。購入の前に、登録不要の無料サンプル問題で問題の雰囲気と苦手なドメインを確かめられます。
この20問の使い方
CCA-F の問題は、状況に最も合う選択肢を選ぶ形式です。選択肢はたいてい実在する機能やパターンで、誤りの選択肢も別の状況なら正しい手法であることが多く、目の前のシナリオに合わないために誤りになります。そのため、選択肢を見る前に、問題文から制約(チームで共有する、「決して」してはならない、結果を待っているユーザーがいる、など)を読み取ってください。2つの選択肢がどちらも成り立ちそうなときは、5つのドメインすべてで使える決め手があります。プログラムによる強制(スキーマ、フック、stop_reason のチェック、マニフェストファイル)が、プロンプトによる指示に勝つということです。
採点は正直に行い、「2つ選択」の問題は2つとも正しい場合だけ正解として数えてください。
- 20問中17問以上: 時間を計った本番形式の演習に進める段階です。そこで安定して合格ラインを超えたら、申し込みましょう。
- 14〜16問: ボーダーラインです。間違えた問題の解説をすべて読み、間違いが多かったドメインを勉強してください。
- 13問以下: 問題を増やす前に、完全ガイドと、最後の表で紹介している記事で基礎を固めてください。
本試験は120分で60問、1問あたり約2分なので、この20問の目標時間は40分です。
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CCA-F の「過去問」や問題の丸暗記が通用しない理由
Anthropic は CCA-F の過去問を公開しておらず、公式に出ている問題は試験ガイドのサンプル問題だけです。そのため、「過去問」として出回っている問題は、実際の試験から持ち出されたもの(いわゆるダンプ)である可能性があります。過去問を探している人が求めているのは、たいていこの練習問題と同じもの、つまり本番の形式で、考え方まで示された問題でしょう。違いは、ダンプで覚えられるのが自分の試験には出ない問題の答えであるのに対し、この練習問題で身につくのは本番でも使える判断の基準だという点です。
これは CCA-F の問題の作られ方から来る話です。どの問題も、実在する Claude の機能を説明した4つの選択肢から、問題文の制約に最も合うものを1つ選ぶ形式です。問題文の「チームで共有する」を「1人の開発者」に変えたり、「結果を待っているユーザー」を加えたりすると、4つの選択肢は同じままでも正解が変わります。覚えた問題に対して選択肢の記号を暗記しても、こうした入れ替えには対応できません。この方法で準備すると、問題の形には見覚えがあるのに、もっともらしい2つの選択肢のどちらを選ぶべきか判断できなくなります。試されているのは、問題文の制約から判断する力だからです。
実際的なリスクもあります。CCA-F は、登録時に同意する規約のもとで Anthropic の Partner Academy を通じて提供されており、流出した問題を配布したり使ったりすることは、認定プログラムが資格を取り消す理由になりうる行為です。125ドルの再受験と比べて、割に合うかを考えてみてください。
本番で役立つのは、先ほどの決め手です。5つのドメインすべてで、2つの選択肢がどちらも成り立ちそうなときは、振る舞いをプログラムで強制するほうが正解になります。指示よりスキーマ、慣習よりフック、思い込みより stop_reason のチェック、習慣よりマニフェストです。このルール1つで、問題文をいくら暗記するよりも多くの問題が解けます。以下の解説でも、このルールを何度も使っています。
本番形式の問題を数多く解きたいなら、無料サンプル問題は登録なしで解けます。CCA-F 模擬試験は時間制限付きの6回分で全390問、すべての選択肢に解説が付いています。
ドメイン1: エージェントアーキテクチャとオーケストレーション(問題1〜5)
問題1~5
保険会社は、保険金請求の受付システムをハブアンドスポーク型(専門化されたサブエージェントに作業を振り分けるコーディネーターエージェント)で運用しています。コーディネーターは顧客から保険証券番号と事故の詳細を聞き取り、不正審査のサブエージェントに委任します。テストでは、コーディネーターが2ターン前に確認したにもかかわらず、サブエージェントが「保険証券番号が提供されていません」と繰り返し報告します。考えられる原因と正しい修正はどれですか。
サブエージェントは親の会話を引き継ぎません。コンテキストの分離は意図的なもので、各ワーカーのウィンドウをきれいで予測可能な状態に保ちます。そのため、ワーカーが必要とするものはすべて、タスクのプロンプトで明示的に渡す必要があります。選択肢Cは問題の診断を誤っています。max_tokens が制限するのは出力の長さで、サブエージェントに何が見えるかとは関係ありません。選択肢Bは、1つの値を渡せば済むところにツールと繰り返しの照会を加え、サブエージェントのツールの数も増やします。選択肢Dは、委任のプロンプトに1行加えれば直るバグを回避するために、妥当な責任の分離を崩してしまいます。
コンプライアンスチームのエージェントは、毎週の規制ダイジェストを作成します。コーディネーターは3つの調査(EU、米国、英国の規則の変更)をサブエージェントに委任し、その後4つ目のサブエージェントが3つの調査結果すべてからダイジェストを書きます。現在の設計では4つのサブエージェントを厳密に1つずつ順番に実行しており、40分かかっています。正しい変更はどれですか。(2つ選択)
3つの地域の調査は互いに独立しているので、コーディネーターの1ターンで並列のタスク呼び出しとして出力すべきです。経過時間は、最も遅い地域の時間程度まで短くなります。ダイジェストは3つの結果すべてに依存するため、その後に順番に実行します。これが選択肢Cです。選択肢Aは、入力がそろう前に依存するステップを始めてしまい、書き直しが必要なダイジェストができます。選択肢Dはコンテキストの分離を崩します。サブエージェントには必要な範囲の指示だけを渡すべきで、会話全体を共有するとコストとノイズが増えるだけで、連携は改善しません。結果をまとめるのはコーディネーターの仕事だからです。
IT ヘルプデスクのエージェントは、パスワードのリセット、アカウントのロック解除、ソフトウェアライセンスの割り当てを行います。運用責任者は、エージェントがチケットを人間に引き継ぐタイミングのポリシーを求めています。エージェントが同じ引数で同じロック解除の呼び出しをリトライし、何も変わらないままチケットが止まってしまうことがあります。プログラムで実装すべきエスカレーションのきっかけはどれですか。
N回試みても進展がないことは、信頼できる3つのきっかけ(ほかの2つは、人間の担当者への明示的な依頼と、ポリシーが曖昧な場合)の1つであり、モデルに何も尋ねなくてもツールのログから観測できます。選択肢Cは自己申告の確信度に頼っており、これはキャリブレーションが不十分です。選択肢Aは感情を使っており、くだけた言葉遣いに反応する一方で、丁寧な表現の不満は見逃します。選択肢Dは複雑さと曖昧さを混同しています。明確なポリシーの範囲内にある、複数のツールを使うチケットこそ、エージェントが自分で完了すべき仕事です。
サポート部門は、不正のケースごとに Claude Code の調査セッションを1つ実行しています。日勤のアナリストは調査の途中で作業を止め、夜勤は、ツール呼び出しと発見事項の履歴をすべて保ったまま、中断した正確な地点から続けなければなりません。それとは別に、シニアアナリストは、調査の本線を乱さずに、あるケースで別の仮説を試したいと考えています。正しい組み合わせはどれですか。
名前付きのセッションを再開すると会話の履歴が正確に復元され、それがシフトの引き継ぎに必要なことです。フォークは同じ起点から独立したブランチを作るため、別の仮説は本線に書き戻すことなく分岐できます。選択肢Bはツールの履歴を捨て、分離が必要な作業に再開を使っています。選択肢Aは2つを逆にしています。引き継ぎにフォークを使うと誰も統合しない2つ目のブランチができ、仮説に新しいセッションを使うと共有の起点が失われます。選択肢Dはプロセスが決して終了しないことに頼っており、数日にわたるケースには脆い前提です。
物流会社のエージェントは、トラックが故障したときにルートを再計画します。エージェントループ(メッセージを送り、Claude が要求したツールを実行し、結果を送り返すことを繰り返す)は、ルーティングのツール、ドライバーへの通知のツール、車両データベースを呼び出します。本番環境では、ドライバーに通知する前に止まってしまうことも、計画が確定した後もルーティングのツールを呼び出し続けることもあります。ループは、続行と停止をどのように判断すべきですか。
Messages API はすべての応答で決定論的な stop_reason を返し、それがループの制御のためのサポートされたシグナルです。tool_use はツールを実行して続行すること、end_turn はモデルが終えたこと、max_tokens は出力が途中で切れて続きの処理が必要なことを意味します。選択肢Cは自由形式のテキストを解析しており、だからこそドライバーに通知されないことがあり(作業の途中でその語句が現れる)、ループが動き続けることもあります(その語句が現れない)。選択肢Aは平均で上限を決めるため、長いインシデントが途中で打ち切られます。選択肢Bは自己申告を制御フローにしており、Cと同じ脆さに呼び出しが1回加わります。反復回数やトークンの予算は、ログを残す安全網としてだけ持っておきます。
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模擬試験を見る学習のヒント
ドメイン1では、タスクに合ったアーキテクチャを選び、コンテキストを意図して渡す力が問われます。次に解く前に、Claude Code のサブエージェントとオーケストレーションのパターン(英語)を読んでおきましょう。
ドメイン2: ツール設計とMCP統合(問題6〜9)
問題6~9
人事チームのパイプラインは、届いた履歴書をすべて、extract_candidate、check_duplicate、notify_recruiter の3つのツールを定義して Claude に送っています。すべての履歴書は最初の呼び出しで構造化された候補者レコードを生成しなければなりませんが、応答の約20件に1件は、extract_candidate の呼び出しの代わりに文章の要約として返ってきます。これを最も確実に修正できる変更はどれですか。
tool_choice は Claude がツールを呼び出すかどうかと、どのツールを呼び出すかを制御するもので、名前を指定したツールの強制がプログラムによる保証になります。応答は、その入力スキーマに準拠した extract_candidate の呼び出しになります。選択肢Dは文章の応答をなくしますが、まだ抽出されていない履歴書に対して、モデルが check_duplicate や notify_recruiter を選ぶ余地を残します。選択肢Aはプロンプトによる指示で確率的なままであり、それが現在の失敗です。選択肢Cはスキーマによる強制を完全にやめてプロンプトだけの JSON に頼っており、試験ではこれが最も弱い構造化出力の方法として扱われます。
プラットフォームチームは、12人のエンジニアの Claude Code の設定を標準化しています。全員が同じ Jira の MCP サーバー(Model Context Protocol で通信する外部のツールサーバー)を必要としており、その認証に使うトークンは決してコミットしてはなりません。何人かのエンジニアは、チームメイトに引き継ぐべきでない個人用の MCP サーバー(メモ、音楽)も使っています。正しい設定の判断はどれですか。(2つ選択)
プロジェクトレベルの .mcp.json は共有されバージョン管理されるスコープで、${VAR} の展開でシークレットをファイルの外に出せます。そのため選択肢Dなら、チーム全体が1つの定義を使え、トークンも漏れません。1人だけが使うサーバーはユーザーレベルの設定に置くのが適切で、これが選択肢Cです。選択肢Bは共有のファイルを共有できないものにしたうえ、平文のシークレットをディスクに残します。選択肢Aはチームのサーバーを12回重複させ、それぞれがずれていきます。変数の展開を使えば、サーバーの定義は共有したまま、シークレットはローカルに保てます。
小売のサポートエージェントには2つのツールがあります。説明が「顧客情報を取得する」の lookup_customer と、説明が「顧客データを見つける」の find_customer です。前者は正確な顧客 ID を受け取り、後者は名前とメールアドレスであいまい検索を行います。エージェントは ID 用のツールを名前で呼び出し、見つからないというエラーを受け取ることがよくあります。まず何を変えるべきですか。
ツールの説明は振り分けの主要なシグナルで、この2つの説明はほとんど同じなので、モデルには選ぶ手がかりがありません。入力の形式、出力、境界(「名前の一部なら find_customer を使う」)を書いた説明があれば、根本から選択が直ります。選択肢Cの効果はわずかです。名前は説明よりもはるかに小さな重みしか持ちません。選択肢Dは振り分けのロジックをシステムプロンプトに移しており、そこではほかのすべての指示と競合し、ツールの定義からずれていきます。選択肢Bはツールの呼び出しを強制しますが、正しいほうを選ぶ助けにはなりません。
決済ゲートウェイを通じてカードに請求する MCP ツールを書いています。ゲートウェイは、加盟店がレート制限を受けたときに HTTP 429 を、API キーに請求の権限がないときに HTTP 403 を返します。現在、ツールはどちらの場合も空の結果を返しており、エージェントは顧客に支払いが「完了しなかった」と伝えています。ツールは代わりにどう応答すべきですか。
構造化されたエラーがあれば、エージェントは次のアクションを判断できます。一時的な 429 なら間隔を空けてリトライし、恒久的な 403 なら止めてエスカレーションします。どちらの結果も空の結果とは異なり、モデルは空の結果を「操作が完了し、何も見つからなかった」と読みます。選択肢Bは構造がないため、リトライの判断が自由形式のテキストの解釈に委ねられます。選択肢Aは権限の失敗を終わりのないリトライの裏に隠し、ループをハングさせる可能性があります。選択肢Dは、再試行可能なケースで黙って空を返すアンチパターンを残し、報告してきちんとエスカレーションすべきケースでループをクラッシュさせます。
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模擬試験を見るドメイン3: Claude Code の設定とワークフロー(問題10〜13)
確認問題
プラットフォームのリードは、リポジトリのテストの規約(どのランナーを使うか、フィクスチャにどう名前を付けるか)を自分のノートPCの ~/.claude/CLAUDE.md に書きました。CLAUDE.md は Claude Code が起動時に読み込む指示のファイルですが、チームメイトのセッションでは規約が無視されています。リードには、ほかの誰にも影響してはならない、簡潔な応答を好むという個人的な好みもあります。正しい置き場所はどれですか。(2つ選択)
ユーザーレベルの CLAUDE.md は個人用で、リポジトリとともに移動することはありません。だからこそチームメイトには何も見えないのです。共有の規約は、すべてのクローンが読み込むプロジェクトレベルに置き(B)、個人の好みはユーザーレベルに置きます(C)。選択肢Dは手作業でファイルをコピーするため、リードが元のファイルを編集した瞬間にずれていきます。選択肢Aは、常に適用すべき規約を、誰かがスキルの起動を覚えているかどうかに依存させます。スキルは必要に応じて使う手順のためのもので、常に守るルールは CLAUDE.md に置きます。
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模擬試験を見る学習のヒント
問題文に「必ず」「決して」「常に」とあるときは、指示よりもフックや権限のルールを選ぶよう誘導されています。仕組みは Claude Code のフックの解説(英語)で確認できます。
問題11~13
フィンテックのチームには、決済リポジトリでの Claude Code について2つの厳格な要件があります。エージェントは migrations/ 配下のファイルを決して編集してはならず、Python ファイルを編集するたびに black フォーマッターを実行しなければなりません。それぞれについて CLAUDE.md の一行はすでにありますが、長いセッションでは両方の要件が依然として破られています。これらを強制できる仕組みはどれですか。
フックは、Claude Code のハーネスがライフサイクルのイベントで実行するシェルコマンドで、モデルの判断の外にあります。終了コード2を返す PreToolUse フックはツールの呼び出しをブロックして理由を Claude に返し、PostToolUse フックは実際の編集のたびにフォーマッターを実行します。選択肢Bも文章であることに変わりはなく、条件付きで読み込まれます。助言はできても、ブロックはできません。選択肢Aは遵守を改善しますが確率的なままで、それが報告されている失敗です。選択肢Cは、人間が気づいた場合にしか誤った編集を止められず、すべての変更を遅くし、black の実行には何の役にも立ちません。
CI パイプラインは、プルリクエストのたびに Claude Code を起動してレビューの指摘事項の一覧を作り、後続のジョブがそれを GitHub のコメントにします。ジョブがタイムアウトするまでハングする実行があり、最後まで終わった実行でも、解析のステップが出力で失敗します。両方の問題を直す呼び出し方はどれですか。
-p(print)フラグは Claude Code を非対話にするため、パイプラインが与えられない入力を待つことはありません。また --output-format json は、下流のジョブが決定論的に解析できる機械可読な出力を生成します。スキーマのチェックがあれば、形式の崩れた出力は明確な失敗になります。選択肢Bはヘッドレスのジョブで対話型セッションを動かし続け、文章を解析しています。選択肢Dはハングは直しますが、プロンプトだけの JSON に頼っています。選択肢Cは設定の問題を処理能力の問題として扱い、解析の失敗をそのまま残します。
セキュリティチームは、ロックファイルをスキャンし、監査コマンドを実行して長いレポートを作成する /dependency-audit スキル(Claude Code で必要に応じて使う、再利用可能な指示のセット)を求めています。制約は2つです。レポートの量でメインの会話を埋めてはならず、スキルの実行中は Edit と Write を使えないようにしなければなりません。両方を満たすフロントマターはどれですか。
context: fork はスキルを独自のコンテキストを持つサブエージェントで実行するため、監査の冗長な出力が親の会話に入ることはありません。disallowed-tools は、スキルがアクティブな間、列挙したツールを Claude が使えるツールから外すため、Edit と Write は呼び出せなくなります。選択肢Cはよくある誤解です。allowed-tools は列挙したツールを確認なしで使えるように事前に承認するもので、使えるツールを制限するものではありません。Edit と Write は呼び出せるままです。選択肢Bはファイルを書き込むツールを残したまま、使わないようお願いしているだけです。選択肢Aは編集が起きるのを許して後から片付けるもので、防ぐよりもリスクが高く、ノイズも多くなります。
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ドメイン4: プロンプトエンジニアリングと構造化出力(問題14〜17)
問題14~15
調達プラットフォームは、Claude で発注書のフィールドを抽出しています。2つの不具合が繰り返し起きています。応答の約2%は解析できない JSON で、別の数%では明細の金額の合計が記載された合計と一致しません。現在のプロンプトは「これらのフィールドを持つ有効な JSON を返すこと」と指示し、6つの例を含んでいます。正しい設計はどれですか。
3つの層が、それぞれの不具合に対応します。スキーマ(ツールの定義に付けた JSON Schema で、応答はこれに一致しなければならない)は形式の崩れた JSON をなくし、検証のコードは合わない合計を捉え、リトライは具体的な検証エラーを送り返すため、修正が的を絞ったものになります。選択肢Aはスキーマの働きを過大評価しています。スキーマが強制するのは構文(フィールドと型)で、合計のような意味は強制しません。選択肢Bはすでに失敗しているプロンプトだけの方法を続け、例を、効果がある2〜4個の範囲を超えて増やしています。選択肢Dはすべての注文でコストを2倍にし、それでも食い違う2つの出力のどちらが正しいかはわかりません。
ある出版社には2つのワークロードがあります。2日以内に終える必要がある40万件のアーカイブ記事のタグ付け直しと、記事の執筆中に複数ターンのチャットでタグを提案する執筆アシスタントです。財務部門は、安全な範囲でどこでも Batch API の50%の節約を適用したいと考えています。正しい判断はどれですか。(2つ選択)
Batch API(多数のリクエストを非同期に送信し、24時間以内に半額で処理される)はアーカイブに合っています。期限が2日のバックグラウンドのジョブで、結果を待っているユーザーもいないからです。アシスタントは Batch API の2つの制約に同時に引っかかります。誰かが結果を待っており、さらに複数ターンの会話が必要ですが、Batch API は1つのリクエストの中での複数ターンのやり取りに対応していません。選択肢Dは、数分で返ることも何時間もかかることもあるジョブで、作業中のユーザーを待たせてしまいます。選択肢Aは、リアルタイムで届けても何の得もないワークロードに定価を払うことになります。
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模擬試験を見る学習のヒント
ドメイン4の要は3層のパターンです。構文はスキーマで、意味は検証で守り、リトライにはエラーを添えます。問題14〜17を解き直す前に、CCA-F のための構造化出力とプロンプトエンジニアリング(英語)に目を通してください。
問題16~17
コミュニティプラットフォームは、モデレーターのレビュー対象とする投稿に Claude でフラグを立てています。プロンプトには「無害な投稿に過剰にフラグを立てないよう注意すること」と書かれていますが、モデレーターは、フラグが立った投稿のほとんどが無害だと報告しており、キューは手に負えなくなっています。誤検知を最も直接的に減らせる修正はどれですか。
曖昧な指示(「注意すること」)はモデルに測れるものを何も与えないため、判断のしきい値が定まりません。明示的な基準(「X、Y、Z のいずれかを含む場合だけフラグを立てる」)があれば各判断を確認でき、許容できる境界上の内容を示す少数の例が、フラグを立てずに残すべきものを教えます。選択肢Dは同じ曖昧さを強い調子で言い直しただけです。選択肢Aは2〜4個という例の範囲を大きく超え、コンテキストを消費し、一貫しないパターンの一致を生みがちです。選択肢Cは不明確な仕様を補うためにコストをかけていますが、より大きなモデルにとっても不明確な仕様は不明確なままです。
不動産情報の抽出スキーマには、garage、street、none からなる parking_type の列挙型があります。「駐車場あり」としか書かれていない物件情報には garage のラベルが付き、下流の査定が歪んでいます。駐車場について何も書かれていない物件情報もあり、それらは曖昧なものと区別できるまま残す必要があります。スキーマをどう変えるべきですか。
異なる2つのシグナルには、異なる2つの値が必要です。情報がない場合は null、情報はあるが曖昧な場合は unclear です。「記載はあるが種類は不明」と答える正当な手段をモデルに与えれば、誤ったカテゴリを無理に選ぶことはなくなり、それらの行をレビューに回せば査定は正確に保たれます。選択肢Bは両方のケースを null にまとめてしまうため、下流では「駐車場の記載なし」と「駐車場の記載はあるが種類は不明」を区別できません。選択肢Aはもっともらしい推測からデータを作り出しています。選択肢Dは列挙型の一貫性を捨て、分類の問題を自由記述を利用する側に押し付けています。
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模擬試験を見るドメイン5: コンテキスト管理と信頼性(問題18〜20)
問題18~20
デューデリジェンスのエージェントは、60〜90ページのベンダー契約書を読み、決まったチェックリストに答えます。レビュー担当者は、契約書の中ほど3分の1にある補償条項や責任制限条項が、最初や最後の近くにある条項よりもはるかに多く見落とされていることに気づきました。原因に対処できる変更はどれですか。
これは「lost in the middle」効果です。長いコンテキストでは最初と最後に最も注意が向き、その間の内容は軽く扱われます。呼び出しごとのコンテキストを小さくすれば(セクションごとのパスの後、抽出結果をもとに統合する)、モデルにもっと頑張るよう求めるまでもなく、中ほどそのものがなくなります。選択肢Bは、問題の原因そのものを大きくしています。選択肢Cは位置による偏りにプロンプトの指示で対抗しようとしており、max_tokens が制御するのは出力の長さだけです。選択肢Aは構造を加えますが、契約書全体を1回の呼び出しに入れたままなので、中ほどは中ほどのままです。
夜間に動くエージェントは、Claude と2つのカタログ API を呼び出して、20,000件の商品レコードの情報を補強しています。レコードは互いに独立しており、実行は店舗の開店前に終わらなければなりません。先週、プロセスが12,400件目でクラッシュし、1件目から再開したため、その夜のコストが2倍になりました。ジョブに確実なクラッシュからの回復をもたらす変更はどれですか。(2つ選択)
マニフェストは、何が終わったかを記録する永続的な外部の記録です。タスクの一覧、項目ごとのステータス、部分的な結果を保持します。再起動時にそれを読むからこそ、回復は完了した作業を繰り返さずに飛ばせます。2つは組み合わせて初めて機能します。選択肢Dはチームが今実質的に行っていることで、コストの倍増を確実にします。選択肢Aは、クラッシュとともに消えるコンテキストウィンドウの中に状態を置き、コードが追跡すべきものをモデルに追跡させています。
保険金請求の査定システムは、1日に50,000件の自動判定を出しており、そのおよそ3分の1は支払いの拒否です。10人のレビュー担当者は1日に約500件の判定を確認でき、現在は1%を無作為に抽出しています。監査で、一定の金額を超える拒否の誤り率は、それ以外の4倍であることがわかりました。何を変えるべきですか。
限られたレビューの予算は、誤りが集中しているところに向けたときに最も品質保証の効果を上げます。そして、監査はすでにその場所を突き止めています。層化抽出(リスクの高い出力は高い割合で、日常的な出力は低い割合でレビューする)と層ごとの誤りの追跡を組み合わせれば、レビューはプロンプトと検証のためのフィードバックのループになります。選択肢Dは、1日に500件しか処理できないチームに1日16,000件以上を回すことになります。選択肢Bは無作為のままなので、追加の労力のほとんどはリスクの低い判定に費やされます。選択肢Cは自己申告の確信度で、キャリブレーションが不十分なうえ、モデルが自信を持っている誤りを見逃します。
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ドメイン5の問題は、ほとんどの場合1つのアンチパターンが鍵になります(より大きなコンテキスト、感情によるきっかけ、自己申告の確信度、黙って返される空の結果)。修正方法を含む一覧は CCA-F でよくある間違い(英語)にあります。
採点して、次に読むものを決める
ドメインごとに間違えた数を数え、表を使ってください。1つのドメインで2問以上間違えたら、そのドメインを次の勉強の対象にします。1問だけの間違いならたいてい1つの概念の問題なので、解説を読み直して先に進みましょう。
間違えた問題と次に読むもの
| ドメイン | 問題 | 間違いが示すこと | 次に読むもの |
|---|---|---|---|
| エージェントアーキテクチャとオーケストレーション | 1〜5 | コンテキストの分離、並列と逐次の委任、エスカレーションのきっかけ、セッションの再開とフォーク、stop_reason | CCA-F 完全ガイドのドメイン1、サブエージェントとオーケストレーションのパターン(英語) |
| ツール設計とMCP統合 | 6〜9 | tool_choice のモード、環境変数の展開を使うプロジェクトとユーザーの MCP スコープ、振り分けを決める説明、構造化されたエラー | CCA-F 完全ガイドのドメイン2、MCP ツール設計のベストプラクティス(英語) |
| Claude Code の設定とワークフロー | 10〜13 | CLAUDE.md の階層、フックと指示の違い、CI での -p と JSON 出力、スキルのフロントマター | フックの解説、CLAUDE.md によるコンテキスト管理、権限と設定の優先順位(いずれも英語) |
| プロンプトエンジニアリングと構造化出力 | 14〜17 | スキーマと検証とリトライ、Batch API の制約、明示的な基準、null 許容と unclear の使い分け | CCA-F のための構造化出力とプロンプトエンジニアリング(英語) |
| コンテキスト管理と信頼性 | 18〜20 | 「lost in the middle」効果の緩和、マニフェストによる回復、層化した人間のレビュー | CCA-F 完全ガイドのドメイン5 |
紹介した記事は、サブエージェントとオーケストレーションのパターン、MCP ツール設計のベストプラクティス、Claude Code のフックの解説、CLAUDE.md によるコンテキスト管理、権限と設定の優先順位、構造化出力とプロンプトエンジニアリングです(いずれも英語)。受験者が実際にどこで点を落としているかは、練習データから見た CCA-F の難しいトピック(英語)で確認できます。
よくある質問
要点のまとめ
0/9 完了次のステップ
ドメインごとの間違いの数がわかったら、無料サンプル問題で2つ目の判断材料を集めてから、CCA-F 模擬試験に進みましょう。模擬試験も同じ5つのドメインを扱い、すべての選択肢に解説が付いていて、問題と解説は日本語でも英語でも解けます。勉強の予定は、CCA-F 完全ガイドの30日学習プランを土台にできます。6回分の模擬試験は Preporato Pro にも含まれています。
参考資料:
